住宅の購入を検討している、というお客様からご相談を頂きました。
これから買う、となった場合、まずしがちなのが「真っ先に展示場に行くこと」ですが、ちょっと待って下さい。
実物を見たり担当の営業の方から専門的なアドバイスを聞けるのは大変参考になります。
が、行く順序は最初ではないほうが賢明です。
なぜか。
展示場に行くと
「なんて素敵な家なんだろう！」と気持ちが舞い上がります。
どんどん話が進んでしまい、予定していた金額より高額になってしまうこともありえます。
ローンを借りる際の鉄則があります。
これは非常に大事なポイントとなります。
必ず覚えてください。
「借りられる額と返せる額は違う」
ここ、とても重要です。
もう一度書きます。
「借りられる額と返せる額は違う」
家は購入してからが本番です。
新しい生活がスタートすると、カーテンだ、家電だ、家具だ、と当然一時的な出費も増え、賃貸物件等からの新居ですと大抵の場合は生活空間が広がるので、水道光熱費などの固定費が上がる傾向にあります。（※断熱効果で下がる場合もあります）
ですので、
せっかく買った夢のマイホームなのにいざ生活し始めたら「なんだか家計が苦しくなってきた・・？」なんてことのないよう、あらかじめご自身の生活レベルに合った予算を考える必要があります。
事前審査で出た借りられる額いっぱいいっぱいにローンを組んでしまい、後々返済が苦しくなる、、、特に教育費がピークになる頃と、ローンを組む年齢にもよりますが、退職後の返済が必要な場合に、それぞれ資金不足により、最悪自宅を手放さざるを得ないという事態も考えられます。
これを明確にするための方法が「家計のシュミレーション」です。
家計のシュミレーションから逆算すると、無理のない返済金額が見えてきます。
家庭によってお金の価値観は全然違います。
ひょっとすると夫婦でもかなり違う、という方も多いのでは。
ローンを組んでから対応策を考えるのは選択肢が非常に限られてしまいます。購入を検討されている方は事前に必ずシミュレーションをし、予算の上限をある程度把握されてから展示場に行くことをお勧めいたします。
